DRSの手動構成または一部自動化でvSphereHA併用した場合の操作の必要性について

DRSの手動構成または一部自動化でvSphereHA併用した場合の操作の必要性について

DRS を手動または一部自動化にすると、起動時に推奨に基づいて自動的に配置されるかを聞かれます。
これが vSphere HA と同時に機能したときにどのような挙動になるのかを確認します。

結果: 推奨は聞かれずにvSphere HAが優先され、自動的に起動します。

vmm1で試してみます。

esxi を強制停止してvSphere HAの稼働を見守ります。

VM が disconnected になりました。

DRS を手動にしても自動で起動先が選択されて起動しました。

そのためマニュアルや一部手動にしたからと言って障害対応時に何か操作しないと復旧されないという事象は無さそうでした。
アフィニティなどの他の制約によっては起動が阻害されるケースはありますが、例外的なケースを除けばvSphere HAが機能します。

次のドキュメントに書いてある “Similarly, if DRS is in manual mode, you might need to confirm migration recommendations.” というのは勝手に起動したから状況を確認する必要がある、という意味で書かれているようです。
https://techdocs.broadcom.com/us/en/vmware-cis/vsphere/vsphere/8-0/vsphere-availability/creating-and-using-vsphere-ha-clusters/vsphere-ha-interoperability/using-vmware-ha-and-drs-together.html

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